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コラム


一筆啓上

5月16日



 先日、食事の宅配サービスの世話になる機会があった。事情があって自分で作るか、外食かの選択を迫られたためだが、値段が手ごろでメニューが豊富、栄養バランスも考えてある。玄関先まで届けてもらえ、温めるだけで簡単に食べられるのがうれしい。

 料理や食材の宅配サービスは、メールやファクスで注文でき、配達してもらえる手軽さが受けているそうだ。地域の安全な食材で、健康にやさしい料理を考えれば、「高齢世帯や共働き世帯にやさしい街」としてアピールする“看板”になるのでは。(景山誠)


5月15日

 鳥取市で初めての住民投票が告示され、市役所の「新築移転」派と「耐震改修および一部増築」派が20日の投開票日に向け、活発な投票運動を繰り広げている。一部から関心がないとの声も聞いていたが、期日前投票は、市内の大型商業施設に投票所が設置された効果もあり、出足が好調という。  

 今回の住民投票はいずれの案に決しても今後の市政を左右する事業を市民が直接選択する機会になる。無関心ではもったいない。将来を見据えて市役所の在り方や市のまちづくりを考え、一票を投じたい。(荒木隆宏)


5月14日

 数年ぶりに米子城二の丸跡を訪ね、高い石垣の下に広がる湊山球場を一望した。長年夏の甲子園の県予選で使われたが会場から外れて久しい。部活で野球とは縁がなかったが炎天下、応援や撮影などでスタンドに足を運んだ。

 同じ高校野球でもOBが再び夢に挑む「マスターズ甲子園」で、鳥取県初の地方予選が鳥取市と南部町であった。往時の緊張感や連帯感など選手の高揚ぶりを伝える記事を読むにつれ、城山のせみ時雨に響くバットの快音と大歓声がいっぺんに脳裏をよぎった。(佐々木誠)


5月13日

 新温泉町浜坂で久しぶりに花嫁行列が行われた。最近あまり見ない風習なので、こちらも興味津々。商店街には大勢の住民が繰り出し、今や遅しと待ち構えていた。白無垢(むく)姿の花嫁が現れると、大きな歓声が上がり、若い2人の門出を盛大に祝った。

 「子どもの頃と比べて人通りが減った街に明るい話題を提供できれば」と新郎。商売を営んでいることもあって、近所付き合いを深めるために行ったという。こういう心意気の若者がいるのは心強い。2人の幸せを願うばかりだ。(今岡浩明)


5月12日

 サイクリングで大山を一周する20日の「ツール・ド・大山」に、昨年の大会の1・6倍に当たる650人の応募があったそうだ。健康志向やエコ社会を背景にした自転車ブームは、東日本大震災によってさらに広がっている。

 一方で、ブレーキのない競技用自転車「ピスト」の公道走行が社会問題になったのは記憶に新しく、交通ルールを守る意識は自転車に乗る者にも欠かせない。歩行者、自動車と共存する乗り方をしてこそ、自転車の市民権は得られよう。5月は対歩行者事故などを防ぐ自転車月間。(深田巧)


5月11日

 連休終盤、急に出張することになった記者に代わり、鳥取県陸上選手権を取材した。十数年前、陸上担当になって初めて取材したのが、この大会。当時は大会期間も現在より長く、他紙の記者と競うように記事を書いていた。

 担当を離れて約7年。選手の多くが入れ替わり、知っている顔はわずかだったが、ひたむきに競技に取り組む姿やスタンドの盛り上がりは以前のままだった。休みもなく、仕事漬けの連休で少々バテ気味だったが、懐かしい競技役員とも再会し、少し元気をもらった気がした。(吉浦郁夫)


5月10日

 毎年春先から初夏にかけてはタケノコやワラビなどの山菜が食卓にずらりと並ぶ。おかずのほとんどが山菜という日があるほど。都会の人から見ればぜいたくな話なのだろうが、これが毎日だとさすがにげんなりする。

 鳥取県中部では今、タケノコの地産地消の動きが進む。竹林をきちんと管理し、生産したタケノコを学校給食に活用、さらに産業にまで広げようという取り組み。やっかいものを有効活用する一石二鳥、三鳥の取り組みだけに大歓迎だ。ただ、食卓ではタケノコはしばらく見たくない。(倉繁淳志)


   
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