トップコラム連載・特集    

  トップ > コラム > 潮騒


   

潮騒

2017/5/13

 新たな通信サービスとして「格安スマホ」の認知度が増している。これを裏付ける一例が、国民生活センターが先月発表した相談件数の急伸だ◆2016年度は前年度比2・8倍の1045件に上った。今までの携帯電話会社とサービスが異なる点が「トラブル」の一因らしい。故障時の対応が電話やインターネットに限られ、代替機の提供がない格安スマホ会社も見られる、と国民生活センターは指摘している◆安倍晋三首相が経済財政諮問会議でスマートフォンの通信料引き下げなど家計負担の軽減策を指示したのは15年9月のこと。それを機に格安スマホ会社の業界には「風向きが変わった」(在阪関係者)と追い風を感じる声があるが、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの通信大手3社に伍(ご)して普及するには消費者への丁寧な説明が欠かせない◆業界団体は「低廉な料金での提供を実現するため携帯電話会社のサービスとは差がある」とホームページに掲載し、理解を求めようと懸命だ。一方で、業界各社は低廉な料金だけでなく、付加価値のサービス向上にも余念がない◆情報通信が高度化する昨今にあって、消費者はこの格安スマホとどう向き合うべきか。それぞれの目的や用途を満たしているか否かに留意することも必要だろう。今月は消費者月間である。(深)
 

<< コラムトップに戻る



  トップ > コラム > 潮騒
本ページ内に掲載の記事・写真など一切の無断転載を禁じます。
すべての記事・写真の著作権は(株)ザ・プレス大阪に帰属します。
ネットワーク上の著作権について(日本新聞協会)

ご意見・ご感想 は住所、氏名を明記の上Email:osaka@nnn.co.jpまで