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潮騒

2017/5/18

 大人は子どもをわかっていない? 博報財団こども研究所が小中学生の子ども、保護者、教員の3者を対象にしたインターネットでの意識調査の結果を公表した◆「負けず嫌い」が今の自分に当てはまると答えた子どもは73・1%だったのに対し、保護者の評価は66・6%、教員はさらに低く49・4%。「最後まで諦めない」も大人の評価よりも子どもの自己評価が低く、同研究所は「大人はもっとできると見て、期待値が高くなっているのでは」と分析する◆負けず嫌いで思い出すのは、娘が3歳になった頃だ。木のブロックを積み上げるゲームをしていた時のこと。3歳の子どもと競えば大人が勝つのだが、突然、娘が目を潤ませ、腹いせにたたいて悔しさを表した。初の出来事に面食らったが、ほほ笑ましくも思った。痛かったが、からかい半分で何度も負かし、その負けず嫌いの行動に成長を感じた◆調査の別の問いでは、「かわいい」の自己評価は子どもが21・2%に対し、保護者が82・9%。「才能がある」は子ども36・3%で、保護者は69・2%との結果も◆自己肯定感が低いとされる日本の子どもの一端が垣間見えた一方、「親は欲目、期待から高く出ている」と同研究所。大人は分かっていないのか。過度は別だと思うが、親だけでも可能性を信じてやらねば。(壮)
 

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