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潮騒

2017/5/19

 在阪テレビ局は夕方ニュースに力を入れ、若いキャスターを春から次々投入したが、約1カ月を経過し総じて評判は芳しくない。逆に好評なのは、午後の帯ドラマにABC朝日放送が始めたシルバードラマ「やすらぎの郷(さと)」だ◆人気作家倉本聰さん(82)脚本で、昔テレビ局に関係した人たち専用の老人ホームを舞台に展開。主演の石坂浩二さん(75)を巡り、浅丘ルリ子さん(76)、加賀まりこさん(73)、八千草薫さん(86)ら往年のスターが勢ぞろいしている◆お年寄りが主役のドラマは「年の割にがんばる」物語か、孤独死や認知症といった深刻なテーマが多い。ところがこれは、お金や恋愛と生々しい話題で毎回飽きさせない。直前の番組が黒柳徹子さん(83)の長寿人気番組「徹子の部屋」とは念が入っている◆そういえば関西の朝のラジオDJも、MBS浜村淳さん(82)とABC道上洋三さん(74)が長年人気を分け合っている◆在京キー局で業績不振が続いたフジテレビはついに敏腕プロデューサー出身の亀山千広社長(60)が退き、後任にBSフジ社長で編成制作畑の宮内正喜さん(73)と一回りも上の先輩が救援に立った。少子高齢化が叫ばれて久しい中、テレビ局は「老人による老人のための老人番組」を等身大で作った方がよほど数字が取れそうだ。(畑)
 

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