トップコラム連載・特集    

  トップ > コラム > 潮騒


   

潮騒

2017/9/9

 阿波おどりのはやし言葉「エライヤッチャ、エライヤッチャ」は“偉いやつ”と聞こえるが、その意味は他にあるらしい。“大変なことだが平気だぞ”という複雑な意味が込められている、と徳島県はホームページで紹介している◆関西弁の「エライコッチャ」とよく似ているためかどうかは分からないが、阿波おどりは関西圏でも盛んだ。県出身者をはじめ関西在住の踊り愛好者でつくる関西阿波おどり協会が2012年10月に設立され、大阪天満宮や奈良平城京跡、姫路城周辺を舞台に実演している。今秋には設立5周年イベントも大阪市内で予定され、踊りの輪はさらに広がろう◆「踊るあほうに 見るあほう 同じあほうなら 踊らにゃ損々」はなじみ深く、その無礼講な雰囲気が特に陽気な大阪人をいざなっているのかもしれない◆本場の徳島県では真夏の熱狂を再現するため「秋の阿波おどり」が11月3〜5日に開かれる。伝統芸能を最大限活用して観光客誘致や移住定住につなげる狙いが県の戦略にあるようだ◆先日出会った県大阪本部職員の名刺が少々変わっていた。「徳島は宣言する VS東京」と表裏に記してあったためだ。飯泉県政のカラーだろうか。奇をてらった感を覚えたが、一方で東京一極集中の是正を目指す徳島と大阪の心理的な近さも感じた。(深)
 

<< コラムトップに戻る



  トップ > コラム > 潮騒
本ページ内に掲載の記事・写真など一切の無断転載を禁じます。
すべての記事・写真の著作権は(株)ザ・プレス大阪に帰属します。
ネットワーク上の著作権について(日本新聞協会)

ご意見・ご感想 は住所、氏名を明記の上Email:osaka@nnn.co.jpまで