トップコラム連載・特集    

  トップ > コラム > 潮騒


   

潮騒

2017/9/14

 陸上男子の桐生祥秀選手(東洋大)が、福井市の福井県営陸上競技場で行われた日本学生対校選手権の100メートル決勝で9秒98の日本新記録を樹立。日本人の悲願だった10秒の果てしなく大きかった壁をついに打ち砕いた。ニュース映像からも桐生選手の喜びはもちろん、歴史的瞬間を見届けた会場の興奮が伝わってきた◆桐生選手は京都・洛南高3年生だった2013年4月に10秒01をマークし、10秒の壁はすぐにでも破る勢いだった。その翌年に大阪城ホールで行われた日本室内ジュニア陸上を取材した際に桐生選手の走りを見たが、その桁違いのスピード感に9秒台を確信したのを思い出す◆桐生選手の歴史的快挙に隠れはしたが、10秒07の自己ベストで2位に入った大阪桐蔭高出身の多田修平選手(関学大)も9秒台を狙える一人◆多田選手は大阪から東京五輪に出場する選手を輩出することを目的とした「大阪市トップアスリート育成事業」の一環で、大阪陸上競技協会が推進する「OSAKA夢プログラム」の強化指定選手の一人◆多田選手の9秒台突入が同プログラムの一つの成功の証しになるだろう。ウサイン・ボルトの世界記録9秒58に日本人が追いつくことは果てしなく遠いだろうが、東京五輪決勝のスタートラインは、いよいよ夢ではなくなってきたようだ。(拝)
 

<< コラムトップに戻る



  トップ > コラム > 潮騒
本ページ内に掲載の記事・写真など一切の無断転載を禁じます。
すべての記事・写真の著作権は(株)ザ・プレス大阪に帰属します。
ネットワーク上の著作権について(日本新聞協会)

ご意見・ご感想 は住所、氏名を明記の上Email:osaka@nnn.co.jpまで