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潮騒

2017/12/10

 立憲民主の立ち上げ、希望への合流、民進への残留と衆院選で分裂した民進だが、独自路線を貫くのか、再結集を目指すのか、周辺も含めて思惑が交錯している◆「漁夫の利を与党に与えないことが最も望まれる」と話したのは連合の神津里季生会長。4日の立民との会談で、同党の枝野幸男代表に要望した◆2019年の参院選を念頭に3党の共闘を求めた意見だが、本当にそうか。民進の支持率の低迷は、主要な政策で党内対立が続いていたことが主因だろう◆安倍政権が掲げる憲法改正に反対する立民と前向きな希望。希望は、立民が呼び掛けた「共謀罪」の廃止法案の共同提出にも応じなかった。立民は「原発ゼロ基本法案」を来年の通常国会に提出するが、希望では2030年までに「原発ゼロ」を目指すとした公約の見直し論が浮上している。民進は3党の連携を模索するが、水と油の両党が選挙協力しても分かりにくいだけだ。「漁夫の利」どころか3党が再結集して一番喜ぶのは与党ではないか◆3日に立民の地方組織として大阪府連が設立された。各党の課題は地方議員も含め、政策を旗印に仲間を増やすことであり、「安倍政権を倒す」で結集することに意味はない。「倒した後に何をするか」がばらばらな政党が共闘しても、有権者の選択肢にはならない。(芽)
 

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