トップコラム連載・特集    

  トップ > コラム > 潮騒


   

潮騒

2017/12/12

 1970年に吹田・千里丘陵で開催された「日本万国博覧会」(大阪万博)の会場跡、万博記念公園に現存する「太陽の塔」。大阪府が昨秋から内部公開に向けた耐震改修工事を進めているが、いよいよ来年3月19日からの公開開始が決まった◆万博閉幕後は原則非公開で、折りに触れて塔内の一部を公開したこともあったが、上階の5階までの塔内一般公開は約半世紀ぶりとなる◆公園事務所によると、入場は予約制で、一度に見学できる人数も制限されるそうだが、夢のような往時を知る“万博世代”はもとより、これまで外観を仰ぐほかなかった若い万博ファンにとっても何よりの朗報だ◆当時の昇降手段だったエスカレーターは、撤去されて階段に改修した。塔内部にそびえる「生命の樹」を飾る生物模型や「地底の太陽」など、失われた内部展示物も復元。あくまでもオリジナルに近い状態を再現したということになるが、70年当時の空気を肌で感じられる空間であることは容易に想像できる◆先日、ひさびさに工事中の「太陽の塔」の外観撮影に出掛けたところ、来園者からは異口同音に内部公開のキーワードが飛び交っていた。くしくも2025年万博の大阪誘致の動きが活発化しているが、いまなお人々を魅了してやまない大阪万博の足跡の偉大さを実感した。(佐)
 

<< コラムトップに戻る



  トップ > コラム > 潮騒
本ページ内に掲載の記事・写真など一切の無断転載を禁じます。
すべての記事・写真の著作権は(株)ザ・プレス大阪に帰属します。
ネットワーク上の著作権について(日本新聞協会)

ご意見・ご感想 は住所、氏名を明記の上Email:osaka@nnn.co.jpまで