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潮騒

2017/12/27

 大阪府が8月末から約1カ月募集し、審査を経て採択された七つの「ナイトカルチャー」公演が順に始まっている。上方伝統芸能や日舞ショーなど、主にインバウンド(訪日外国人客)に向けたノンバーバル(非言語コミュニケーション)の夜公演だ◆取り組む事業者に対し経費を補助する「大阪府ナイトカルチャー発掘・創出事業」。「事業の開始時間が午後6時以降かつ終了時間が同8時以降のもの」など八つの要件を定め、総額3千万円の交付を決定した◆最近、「ナイトカルチャー」の必要性が声高に叫ばれるようになったが、大阪商工会議所は2003年から「大阪ナイトカルチャー事業」をスタート。美術館など公共空間でのイベントや上方の伝統芸能公演、近代建築など地域資源に親しむ催しなどを夜に展開してきた。07年度から市も参画している◆山本能楽堂は06年から、初めから大商など主催の事業として「初心者のための上方伝統芸能ナイト」を開始。府の事業に採択されるのももっともで、同堂としては「やっと府でも」という思いではないか◆今回初のノンバーバルに挑戦するという事業者は、まだまだ手探り状態だ。事業を軌道に乗せるには時間を要し課題も多いが、大阪の文化が再び花開くチャンス。五輪年に大阪の街と文化がどう変貌するか楽しみである。(架)
 

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