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潮騒

2017/12/28

 高校生たちのプレゼンテーション能力に加え、豊かな発想力と収支計画も含めたプラン内容に舌を巻いた◆先日、日本政策金融公庫主催の「高校生ビジネスプラン・グランプリ」でベスト100・ベスト20入りした南近畿地区(大阪府、奈良県、和歌山県)のプラン発表会があった。グランプリは、実社会で求められる「自ら考え、行動する力」を養うことができる起業教育の推進が目的だ◆緊張で言葉に詰まる初々しい高校生もいたが、話術で会場を沸かせ、堂々とした立ち居振る舞いの生徒も。6分間のプレゼンでは伝えきれなかっただろう。ただ、企業や大学へヒアリングし、実践・演習など時間と努力で構築した各プランの魅力は十分に伝わってきた◆奈良県の高校のグループは、インドで深刻な狂犬病対策として、廃棄されるエビ殻を原材料にした薬物スプレーを製造。「実現にかなり近い」との来賓コメントもあった。和歌山県の高校は、破棄されていた早摘みのミカンを、その特徴である香りや酸味を生かして商品化。飲料や入浴剤などに用い、農家の所得向上といった地域愛を感じる提案だった◆高校生がビジネスを通して国内外の社会課題や地域活性化に目を向ける。高校生のアイデアが実際の起業に結び付き、世界に貢献する未来もそう遠くないかもしれない。(壮)
 

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