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東大寺で東塔の門や回廊確認 鎌倉期の絵図と一致、調査団

2017年10月3日 18:23

 世界遺産・東大寺(奈良市)の境内にある東塔院跡で、鎌倉時代に塔を囲っていた回廊や、正門だった南門の規模などが明らかになったと、東大寺などでつくる発掘調査団が3日発表した。東塔院については焼失後の江戸時代に、柱の礎石とみられるものが「東大寺寺中寺外惣絵図ならびに山林」(東大寺蔵)に描かれていた。調査結果とおおむね一致したといい、調査団は「絵図の信ぴょう性が高まった」としている。

 鎌倉時代に東大寺東塔を囲っていた回廊と南門の発掘現場=3日午後、奈良市

 調査団によると、南門は基壇が東西約16・5メートル、南北約13・2メートルで、南側に参道があったことが判明。東側回廊は、中央を塀で仕切る「複廊」だったことが分かった。