全国ニュース

凍土壁の効果は限定的、福島 第1原発の汚染水対策

2018年3月1日 2:00

 東京電力が、福島第1原発の建屋周囲の地盤を凍らせる「凍土遮水壁」による汚染水発生量の低減効果は1日当たり約80トンにとどまるとの評価結果をまとめたことが28日、関係者への取材で分かった。凍土壁を含む複数の対策を合わせた場合の低減量は同約380トンで、国費約350億円を投じて建設された凍土壁は単独だと効果が限定的との見方が強まった。

 凍土壁は1〜4号機の周囲の地盤約1・5キロに配管を埋め、冷却材を循環させて地中に氷の壁を築く。建屋への地下水の浸入を防ぎ、建屋地下の高濃度汚染水と混ざって汚染水が増えるのを抑える狙いがある。