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アワビ稚貝飼育施設が再開、宮城 漁獲高回復に期待

2018年3月7日 8:44

 東日本大震災の津波で全壊した宮城県石巻市の「県水産技術総合センター」の種苗生産施設が再建され、アワビの稚貝飼育を本格的に再開した。育った稚貝は県の沿岸部に放流され、成長する。アワビ漁が盛んな同県南三陸町歌津では震災後、不漁が続いており、地元は「漁獲高回復につながれば」と期待を込める。

 「県水産技術総合センター」の種苗生産施設でアワビの稚貝を手にする男性=2日、宮城県七ケ浜町

 石巻市の沿岸にあった施設は津波で全壊。同県七ケ浜町に移転し昨年5月、震災後初めて、センターで育てた稚貝が放流された。

 震災以降、昨年の放流まで、県は稚貝を北海道から購入したが、放流数は震災前の3分の1程度に。北海道の生産施設に限界があったためだ。