全国ニュース

原爆症認定で逆転勝訴、名古屋 80代姉妹の訴え認める

2018年3月7日 18:45

 長崎市で被爆した80代の姉妹が、原爆症の認定申請を却下した国の処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は7日、請求を棄却した一審名古屋地裁判決を変更し、2人の訴えを認めた。

 控訴審判決で訴えが認められ、花束を手に笑顔を見せる高井ツタヱさん=7日午後、名古屋高裁前

 原爆症の認定は症状が被爆に起因し、医療が必要な状態と認められることが要件とされる。乳がん手術や慢性甲状腺炎の診断を受け、2009〜10年に認定申請した際、経過観察中だった2人の状態をどう判断するかが争点だった。

 判決理由で藤山雅行裁判長は「姉妹の症状は申請時、いずれも再発や合併症のリスクがあり、長期の経過観察が欠かせなかった」とし、医療が必要な状態だったと認定した。