大阪市の「まちなみ修景補助制度」を活用して行われていた中央区船場地区の国登録有形文化財「芝川ビル」「生駒ビルヂング」の外観修繕工事が、17日までに完了した。船場地区での同補助制度の活用は初めて。21日から公開される。
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| 特徴的な正面玄関上部のレリーフを修繕した芝川ビル=大阪市中央区 |
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| 建物左側の時計塔を改修した生駒ビルヂング=大阪市中央区 |
同制度は、市が市民や企業と連携して“船場らしい街並みづくり”を進める「HOPEゾーン事業」の一環。特色のある居住地形成に寄与する近代建築などの修繕費の3分の2(最大800万円)を補助する。今回は、地域を代表する建築物として両ビルが選ばれ、9月から順次、工事に入っていた。
芝川ビルは1927年の建築で、古代南米風の装飾が特徴。ビルの正面玄関上部に掘り込まれたマヤ・インカ文明を連想させる竜山石(たつやまいし)のレリーフが、酸性雨などの影響で崩落していたが、1350万円掛けた今回の修繕で元通りに復元した。
また生駒ビルヂングは30年の建築。シンボルの時計塔を建築当時のように夜間装飾ができる仕様に変え、振り子の形をモチーフにした時計塔の出窓部分に、振り子の電飾が登場する。工事費は1650万円。
21日には、午後5時から芝川ビルでレリーフの除幕式が行われるほか、午後7〜8時に生駒ビルヂングで時計塔のデモ点灯が行われる。平松邦夫市長は17日の定例会見で、「船場に来て、街の持つ深い魅力や地域の思いに触れていただきたい」と話していた。
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