飛ぶ鳥を落とす勢いのお笑いコンビ、ジャルジャルが井筒和幸監督の映画「ヒーローショー」で初主演に抜てきされた。「お笑いの現場でも役づくりのテンションを貫いた」というほど真剣に取り組んだという。
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| 「ヒーローショー」で映画初主演を果たしたジャルジャルの後藤(左)と福徳=大阪市中央区のbaseよしもと |
高校の同級生だった大阪府吹田市出身の後藤淳平、芦屋市出身の福徳秀介によるコンビ。既成概念にとらわれないシュールなコントに定評があり、劇場「baseよしもと」(大阪市中央区)に出演するほか「爆笑レッドシアター」(関西テレビ)などレギュラー出演番組も抱える。
2人が演じたのは、夢にもバイトにも真剣になれない気弱なユウキ(福徳)と、恋人とレストラン開業のため調理師免許取得を目指す元自衛官で配管工の勇気(後藤)。ユウキのバイト、ヒーローショーをきっかけに、2人が暴力に巻き込まれていくR−15指定のバイオレンス映画だ。
「主演の話が来たときはドッキリかと思った」(福徳)というほど予期せぬ事態。撮影中は「映画に支障が出るといやなので、トークライブでもあまりしゃべらなかった」(同)と映画に集中していた。
初の本格的な演技について「コントのときは素直に体当たりしているが、映画では常に客観視しながら取り組んだ」と福徳。一方後藤は「映画はハンバーグでお笑いはカレーライス。全然違うけど両方好き」と語る。
細かな部分にまでこだわりを持ち、厳しく撮影にのぞむ井筒監督との仕事を通じ「経験値が増えた感じ」(福徳)、「ハードな現場を楽しそうにやっているのがよかった」(後藤)と影響を受けた様子。
「今の若者たちのだめな部分を映し出していて、見た人が自分を見直せるいい作品になった」と声をそろえる。「第2回沖縄国際映画祭」(20〜28日)でプレミア上映後、5月29日から全国公開。
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