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春の叙勲 府内146人栄誉 木村さん旭日双光章

2010年4月29日

 29日付で発令される春の叙勲で、大阪府内からは146人(旭日章24人、瑞宝章122人)が選ばれた。産業や社会福祉、地方自治、教育などさまざまな分野で功績のあった人たちが栄誉に輝いた。

「苦労してこそ良い製品ができる」という木村さん

大阪建築金物工業協同組合理事長
木村さん(73) 旭日双光章

 「大変光栄なこと。私個人としてはまじめに一生懸命やってきたがそれほど大したことではなく、組合を代表して受ける役目をいただいたと思っている」−。仲間らの支えを振り返り、受章を謙虚に受け止めた。

 案内板や室名札といったサインなどを手掛ける「光」(本社・大阪市中央区)で、創業者で父の三郎氏とともに事業をけん引してきた。

 1995年に大阪建築金物工業協同組合の理事長に就任。展示会の参加や季刊誌の発行などを積極的に展開し、業界の活性化に努めてきた。「一致団結できるように心掛けてきたが、組合の道筋は先輩らがつけてくれていたし、私の周りには世話してくれる良い人も多く、苦労という苦労はなかった」と謙遜(けんそん)する。

 会社では昨年社長を退き、会長に。中国からの安価な類似品の流入など業界を取り巻く状況は厳しさを増すが、「苦しさを乗り越えてこそ良い製品ができる。少量でも、良い製品をつくるべき」

 “ものづくり”を担う次世代へ「一つのものから二つ、二つのものから四つへと膨らませていく考え方を意識してほしい」とエールを送る。