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「アマヤドリ」初の大阪公演 「ロクな死にかた」上演

2016年5月27日

 東京を中心に活動する劇団「アマヤドリ」が27〜30日、浪速区日本橋のin↓dependent theatre 1th(インディペンデントシアター・ファースト)で「ロクな死にかた」を上演する。初の大阪公演。作・演出を担当する広田淳一さんは「目が肥えた大阪の観客に、どう受け止められるのか、怖くもあり楽しみでもある。ぜひ会場に足を運んでほしい」と呼び掛けている。

初の大阪公演をPRするアマヤドリの(左から)榊さんと広田さん

 2001年に旗揚げ。「ひょっとこ乱舞」の劇団名で活動していたが、12年に改称した。広田さんのオリジナル脚本を中心に公演。せりふと身体表現を駆使した独自の作品世界が幅広い支持を得ている。

 今回の公演は、劇団創設15周年を記念して企画。過去の作品に光を当て、新演出で上演する。その第1弾が、11年に劇作家協会新人戯曲賞優秀賞を受賞した今作。出演者を18人から12人に減らしてエピソードを絞り込んだほか、テーマがより際立つよう書き直した。

 大切な人、身近な誰かを亡くした人が、その死をどう受け止めて立ち上がっていくかがテーマ。死んだ恋人になりすましてヒロインにメールを送り続けるのは誰か。犯人捜しをきっかけに、物語が動きだす。

 広田さんは「死は、誰にでも当事者性がある。初演の直後に東日本大震災が発生し、作品のテーマは、誰にとっても、より身近なものになった。響く箇所は違っても、どう死に向き合うのか、それぞれが考えるきっかけになれば」と話す。

 東京、仙台と続いた春のロングラン&ツアーの最終公演。すでに25公演をこなし、本番の舞台で作品を磨き上げた。広田さんは「完成度が高まった。劇団としても勝負の公演」と仕上がりに自信を持つ。

 ヒロイン役で出演する榊菜津美さんも「東京と仙台では、演じながら受け止め方が違うと感じた。大阪では、どう受け止められるかが気になる」と初の大阪公演を楽しみにしている。

 役者に対して、台本通りのせりふや演技を厳格に求める広田さんが、今作では、ワンシーンだけ役者に即興を許した。それがどの場面かを探しながら見るのも、楽しいかも知れない。

 チケットは一般2800円、学生1500円。3500円で何度でも見られるフリーパスもある。

 問い合わせは電話090(2936)2116、電子メールinfo@amayadori.co.jp