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社会導入 どう役立つ ブロックチェーンの可能性探る

2017年4月21日

 インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」に活用されている技術「ブロックチェーン」の可能性を紹介する講座が大阪市中央区備後町3丁目の中央会計で開かれた。データの改ざんが難しいとされる特性を生かし、通貨をやりとりする自由度が高まって利便性が向上したり、価値を正確に伝える社会づくりに役立つ点が示された。

ブロックチェーンの技術の活用方法を紹介した講演

 製造業とIT関係者らの交流を促すプロジェクト「イッツ・カンサイ」の主催。同技術を使った事業を手掛けるシビラ(大阪市西区)の流郷俊彦・最高技術責任者(CTO)が講師を務めた。

 ブロックチェーンは、取引記録を巨大なデータベースではなく、複数のコンピューターで同時に管理。保存データを照合し合って改ざんされていないのを証明する技術だ。

 流郷さんは、安全な取引が保証されることによって、銀行といった中間機関がなくても個人対個人が直接やりとりできる点を説明。車で急いでいる際、前の車と直接通信でやりとして対価を支払い、道を譲ってもらうといった社会環境が生まれうるのを示唆した。

 また、記録の改ざんが難しいとされる点を生かし、食材の管理記録を残して安全性を証明する実践などを提示。メディアの記事の信頼性向上や履歴書にも使える可能性を示し、「保存された情報が絶対的に信頼されるからこそ情報として価値がでる」と意義を説いた。


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