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万の炎、先祖しのぶ 四天王寺盂蘭盆会

2017年8月10日

 大阪市天王寺区の和宗総本山四天王寺(森田俊朗管長)で9日、お盆行事「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が始まり、朝から多くの参詣者が先祖供養に訪れている。

先祖供養の明かりに照らされる中心伽藍=9日午後、大阪市天王寺区の四天王寺

 五重塔をはじめ講堂、金堂を配した境内・中心伽藍(がらん)では、夕刻から先祖の霊名を記したろうそく(万灯ろうそく)約1万本を一斉にともす「万灯供養」があり、幻想的な明かりが夏の夜空を照らしている。

 この日の伽藍内では、日没前から幼児や高齢者まで幅広い年齢層が続々と参詣。回廊沿いに設けられたそうろく台の前で故人の思い出を語り、ゆらめく炎にじっと手を合わせる家族連れや、同寺僧侶の読経とともに伽藍内を練り歩く法要の列に加わる人々など、随所で先祖をしのぶ光景が見られた。

 このほか、1日で千日続けてお参りしたのと同じ功徳が授かるという「千日詣(まい)り」(10日まで)もなされ、境内・六時堂は多くの人々でにぎわった。

 万灯供養は16日まで行われ、点灯は午後6時15分ごろ〜同9時(15日は午後5時40分ごろ〜同10時)。