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高級腕時計をレンタル 大阪のIT企業が事業開始

2017年8月14日

 ウブロにパネライ、IWC−。誰もが憧れる男性向け高級ブランド時計のレンタル事業を大阪のIT企業が始めた。資産を共有して消費するシェアリングエコノミー(共有型経済)と呼ばれる仕組みを採用。6月下旬のサービス開始前に会員登録が2千人を突破するなど評判は上々だ。時代の流れを読んだIT企業の新たな挑戦が注目されている。

会員のリクエストに応えて数を増やすレンタル用の高級ブランド時計=大阪市北区豊崎のクローバーラボ

 腕時計レンタル「KARITOKE(カリトケ)」を運営するIT企業「クローバーラボ」(大阪市北区、小山力也社長)。ウブロやパネライのほか、ロレックスやオメガなど20種類以上のブランドを扱っており、100万円を超える時計もある。在庫点数は8月上旬現在で300本以上あり、会員からのリクエストに応じて順次増加中だ。

 レンタル料金は全て月額制で、時計の値段別に四つのプラン(3980円〜1万9800円)を用意。利用者は30〜40代の男性が多く、首都圏を中心に北海道から九州まで全国各地から申し込みが殺到しているという。

 クローバーラボは600万ダウンロード(6月末現在)を突破した人気スマホゲーム「ゆるドラシル」の制作で知られるIT企業。昨年4月、新たな事業展開としてシェアリングエコノミー分野の開拓に挑み、メンズファッションのレンタルサービスを始めた。同社の小川紀暁常務は「システム開発のスピード力とゲームサービスの運営で培ったユーザー対応力という会社の強みがシェアリングエコノミーに向いていた」と、異業種参入の理由を語る。

 同社は今後、年明けまでにブランド時計レンタルのユーザー数を千人に増やし、在庫点数を1200〜1300本に拡大する計画。9月中には大阪市中央区に腕時計の試着が可能な実店舗もオープンする予定だ。さらに「タンスの中で眠っている腕時計を貸したい」という会員と利用希望者を仲介するサービスの展開も目指す。

 同社広報の土橋花梨さん(25)は「腕時計に興味を持つ人が増えれば、レンタル需要も高まる。常に使いやすく便利なサービスを提供するので少しでも多くの人に体験してほしい」と話している。