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「救急保育器」購入へ寄付を 資金難で耐用年数超え

2017年9月12日

 大阪府立病院機構・大阪母子医療センター(和泉市)は12日から、命の危険性がある新生児を搬送する保育器を購入するため、クラウドファンディングを活用した寄付の募集をスタートする。資金難で機器の更新が滞っており、300万円を目標に寄付を呼び掛ける。

クラウドファンディングを活用して購入資金を募る搬送用保育器(大阪母子医療センター提供)

 クラウドファンディングは、インターネットなどで事業者が「夢」を掲載し、共感した人たちから実現のための資金を集める仕組み。

 同センターは、府内に6カ所ある「総合・周産期母子医療センター」の一つ。周産期医療を提供する施設の中で、特にリスクの高い患者を受け入れている。

 新生児の搬送1件につき、約30万円の必要経費が発生する一方、収入は新生児救急搬送診療料が1件につき13万円となっており、新生児搬送に必要となる医療者や運転手、緊急車両、機器などの整備を賄うだけの水準に達していないという。

 また、同センターが使用している、医師が同乗して高度な医療を行う「ドクターズカー」は8年目に入り、車両に搭載している搬送用保育器は10年以上が経過。耐用年数を大幅に超えている状況だが、財源確保が難しいことから機器の更新が遅れがちになっている。

 このため、搬送用保育器の購入費用の一部をクラウドファンディングを活用して、寄付を募ることにした。

 国内最大のクラウドファンディングサービス「Readyfor」を活用し、プロジェクトのタイトルは「命の危機にある赤ちゃんのために、搬送用保育器を購入したい!」とした。仮に目標額に届かなかった場合は、全額を寄付者に返金する。

 ◇寄付は12日午前10時から10月27日午後11時まで。専用ホームページ(http://readyfor.jp/project/moko)で受け付ける。問い合わせは電話0725(56)1220、同センター総務・人事グループ。


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