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Wi−Fi付き独立電源街灯 災害時情報収集へ設置

2017年9月13日

 大阪大(吹田市)とベアリング大手のNTN(大阪市西区)などは、自然エネルギーで発電するWi−Fi(ワイファイ)機能付きの街灯を設置し、災害時の情報収集などに役立てられるようにする実証実験を、吹田市の阪大吹田キャンパスで始めた。2020年3月まで続け、災害時以外は防犯カメラといった形で活用する手法も検討していく。

災害時に備えた街灯を披露した関係者ら=11日、吹田市の阪大吹田キャンパス

 NTNが、風力と太陽光で発電する高さ6メートル余りの街灯を提供。そこに全国自治会活動支援ネットが開発した防犯カメラ付きのワイファイ通信機器「みまもりロボくんIII」を取り付け、キャンパス内に3台設置した。

 阪大は、宗教施設を含め、学校や公園といった避難所約30万件のデータを集積したアプリ「未来共生災害救援マップ」を制作しており、街灯と組み合わせて災害時の停電の場合でも活用できるように検証していく。

 将来的には、災害時以外は街灯を子どもや高齢者の見守りに役立てたり、観光情報をやりとりする仕組みに組み込めるようにしていく方針だ。

 11日に設置場所で開いた披露式では、阪大の西尾章治郎総長が「取り組みが成果を上げ、安心安全の社会づくりをけん引していければ」と抱負を語った。