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はじめての上方伝統芸能SHOW 5日、歴博で上演

2017年10月2日

 文楽や能、狂言、上方舞、上方落語、上方講談など、大阪には今も多くの芸能が伝承されている。これら伝統芸能を生かし、大阪が“芸能の都”であることを広く発信していこうと5日、大阪歴史博物館講堂(大阪市中央区)で「はじめての上方伝統芸能SHOW」(大阪市主催)が上演される。

文楽、能、講談をオムニバス形式で上演

 2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会を視野に入れた市の「伝統芸能を活用した大阪の魅力開発促進のためのモデル公演」に採用された山本能楽堂(同)が業務委託。同能楽堂が2006年からこれまで約150回行ってきた「初心者のための上方伝統芸能ナイト」のスタイルを継承し、各種上方芸能をオムニバスで上演する。

 プログラムは文楽「一谷嫩軍記熊谷陣屋の段より」(太夫=豊竹靖太夫、三味線=竹澤宗助、人形=吉田玉男の各氏ほか)で始まり、能・文楽・講談についてのレクチャー、旭堂南海氏による新作講談「敦盛の最期」、そして能のワークショップに続いて半能「敦盛」(シテ方観世流能楽師の林本大氏ほか)。

 ステージには、初披露となるニッポン画家・山本太郎氏による「折りたたみ鏡板 影向の松図」を設置。古典芸能と現代アートのコラボレーションも楽しめる。同能楽堂の担当者は「多彩な古典芸能が息づく大阪の本当の姿を広く知っていただき、その魅力を観光資源、また地域経済の活性化に活用することで大阪の文化振興につなげていきたい」としている。

 今後、4カ国語対応字幕などを用い、外国人の鑑賞も促していく。

 午後2時開演。前売り2千円、当日2500円(全席自由)。問い合わせは電話06(6943)9454、山本能楽堂。