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ガラスと陶器人形、魅了 韓国代表する作家2人がコラボ

2017年10月3日

 現代韓国を代表するガラス作家と陶器人形作家の作品を展示した「韓国工芸作家二人展〜ガラスと陶芸人形の世界」が、大阪市北区中崎町の大阪韓国文化院で開かれている。21日まで。

開幕式であいさつする呉さん(右端)。右から2人目が李さん、同4人目が秋山さん

 開幕式には、韓国からガラス作家の李在庚(イジェギョン)さんと陶器人形作家の呉宙※(オジュヒョン)さんが来日して出席した。李さんは多摩美術大学でガラス工芸を学び、新島ガラスアートフェスティバルに毎年参加する国際的人気作家。呉さんの宮廷衣装をまとった色鮮やかで繊細な陶器人形は、ドイツの高級磁器マイセン人形を思わせ、ソウルのアート街仁寺洞(インサドン)でギャラリーを構えて外国人観光客らに高い評価を得ている。

 主催の同文化院を代表し、朴英恵(パクヨンヘ)院長は「韓日の芸術文化の架け橋となって、新たな芸術家を日本の皆さんに紹介して下さる李先生に感謝します。呉先生はこれまで韓国に少なかった陶器人形のジャンルを確立され、さらに成長させる方です」と紹介。

 李さんは、ガラスの上に風や街の音を豊かな色とデザインで表現した作品約200点を持ち込み、呉さんは陶磁器ならではの光沢と細かい飾りや衣装のしわがリアルな約20点を展示。来場者は食い入るように作品に見入っていた。

 会場には、アジアの人形文化に造詣が深く、重文「衣装人形」保持者の人間国宝・秋山信子さん(90)も訪れ、制作過程や日数を呉さんに質問。呉さんは「制作に1体約2カ月かかりますが、高温の窯で焼くため完成するのは10体のうち2体くらいです」と説明していた。

 入場無料。日曜、祝日休館。問い合わせは電話06(6292)8760、大阪韓国文化院。

 ※はさんずいに玄