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決戦 汗ばむ熱気 激戦各区、支持訴え出陣

2017年10月11日

 衆院選が公示された10日、大阪府内の19選挙区でも各候補者らが立候補の届け出を済ませ、一斉に街頭に繰り出して有権者に支持を訴えた。汗ばむ陽気の中、このうち大阪4区(北区、都島区、福島区、城東区)には前職2人、新人1人が立候補し三つどもえの構図。大阪6区(旭区、鶴見区、守口市、門真市)は、前職1人、元職1人による一騎打ちとなった。各陣営では出陣式を行った後、それぞれが選挙区に繰り出して有権者に声を届けた。

支持を訴える立候補者の主張に耳を傾ける有権者ら=10日、大阪市北区(写真は一部加工しています)

■大阪4区

 大阪4区で立候補した自民前職の中山泰秀候補は、北区の事務所前で出陣式を行い、「ビザの規制を緩和して2020年までに訪日外国人客4千万人を目標に、外貨を獲得していく。安倍一強だからこそできる」とインバウンド(訪日外国人客)戦略による経済対策を訴えた。必勝祈願のだるまに目を入れて選挙カーに乗り込んだ。

 「安倍政権の暴走政治、政治の私物化をストップさせる」と声を上げて選挙戦をスタートさせたのは、共産前職の清水忠史候補。北区の天神橋筋6丁目交差点で支持者を前に憲法9条保持、消費増税中止、カジノ反対を訴え「市民と野党の共闘として戦いたい」と、自民と維新の候補者との対立姿勢を鮮明にした。

 市議から転身した維新新人の美延映夫候補は、北区役所前で演説。国会議員の報酬削減などを実行する「身を切る改革」を唱えたほか、行政改革で財源を生み出し、消費税増税をせずに教育無償化を実現させる考えを示した。「雑巾を絞ることが必要。しがらみのない維新だけができる」と訴え、三つどもえの戦いがスタートした。

■大阪6区

 立憲民主と公明の一騎打ちとなり、激しい選挙戦が予想される大阪6区。

 “野党統一候補”を掲げる立憲民主の元職村上史好候補は、門真市の京阪古川橋駅前で出発式に臨み、「“安倍暴走内閣”にストップをかける、野党共闘の成果を必ず出す」と強調。自公政権による「共謀罪」法などの強行採決を「立憲主義を踏み外している」と訴え、「自公政権に終止符を打つ戦いは必ず勝利に導いてもらえると確信している」と呼び掛けた。

 3選を目指す公明の伊佐進一候補は、守口市役所に近い国道1号沿いの選挙事務所前で第一声。「年金の受給要件緩和や一人親家庭への支援充実、がん対策など皆さんの声を愚直に形にしてきた2期5年間だ」と成果を訴え、「政権選択の選挙であり、今までの実績とこれから何を目指すかを戦わせ、有権者に選んでいただきたい」と支持を求めた。