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各地で「3極」火花 注目選挙区、争いの構図

2017年10月13日

 22日に投開票される衆院選は、各地で舌戦が繰り広げられている。大阪府内の19選挙区には計61人が立候補した。連立政権の継続を目指す与党の自民と公明両党に対し、大阪を本拠地とする日本維新の会、新党の立憲民主と共産など野党各勢力がぶつかる。激しい選挙戦を展開する注目選挙区の争いの構図を取り上げる。

 19選挙区には、自民15人▽維新15人▽共産13人▽立憲8人▽公明4人▽社民1人▽幸福実現1人▽諸派1人▽無所属3人−が立候補している。このうち全国的にも象徴的な構図となっているのは10区(高槻市、島本町)。前職3人が出馬しており、「自民・公明」「希望・維新」「野党共闘」の3極が直接火花を散らす激戦区になった。

 新党・希望の党が誕生した影響で、民進を離党した辻元清美氏(57)は立憲に合流した。抜群の知名度を生かして支持拡大を図り、「排除と分断」から「対話」の政治を軸に街頭で訴える。

 自民の大隈和英氏(48)は前回、辻元氏に敗れたが比例で復活した。医師でもあり、「平和」と「健康」をキーワードに掲げ主張を展開する。

 これまで辻本氏と激しく争ってきた維新の松浪健太氏(46)。前回、辻元氏に敗れたがこちらも比例で復活。共産と共闘する立憲を念頭に「右でも左でもなく前へ」と「身を切る改革」を主張する。

■候補一本化

 6区(大阪市旭区、鶴見区、守口市、門真市)は自由党を離党し、立憲民主に合流した元職の村上史好氏(65)、公明前職の伊佐進一氏(42)の一騎打ちとなった。

 同区は共産が候補者を立てず、立憲の候補に一本化した。野党共闘する村上氏は、安倍政権打倒を訴えるなど、精力的に活動している。

 伊佐氏は前回、前々回と連続して議席を獲得。3期目を目指し、教育費の負担軽減▽働き方改革▽がん対策の推進▽新たな医療介護制度−を中心に訴える。

■牙城に挑む

 16区(堺市の堺区、東区、北区)は、立憲元職の森山浩行氏(46)と、公明前職の北側一雄氏(64)が争い、党副代表の要職にある北側氏の牙城に挑む。

 森山氏は2009年の衆院選で民主党から16区に出馬して初当選した。今回は立憲に合流し、改めて政権交代が可能な二大政党制を目指し、消費税増税の凍結などを対立軸として訴える。

 北側氏は、小選挙区制が導入された1996年の衆院選以降、2009年を除いて、16区で勝利を重ねた。盤石の地盤を背景に子育て支援の実績や、自公政権が進めた経済対策の「成果」などをアピールしている。

 このほか大阪市内の1、2、4区は区割り変更の影響も少なからずある。4区は自民府連会長に共産前職、同市会元議長から転身した維新の新人が挑む三つどもえの激戦になった。