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4選挙同時 異例の態勢 大阪・北区、選管てんてこ舞い

2017年10月14日

 衆院選の大阪4区となる大阪市北区では、同区選出の前市議が辞職したことに伴う市議選補欠選挙(欠員1)が13日に告示された。期日前投票が14日から始まり、投開票日は衆院選と同じ22日。区選管は投票所のレイアウトの見直しなど、急ピッチで準備を進めている。慎重さと迅速さが求められる選挙事務だけに、担当者は「各課に応援を求めながら対応したい」と気を引き締めている。

通常より多めに設けられた投票記載台=大阪市北区役所

 「また、14日から補選の投票が始まります」。同区役所内に設けられた期日前投票所では、スタッフが衆院選の投票を終えた有権者に対し、丁寧に呼び掛けた。

 区選管によると、直近では2009年9月に市議補選があったものの単独実施だったため、国政との同日選となると近年では例がないという。

 同日選のため、北区選挙区の各投票所には、衆院選の小選挙区と比例代表、最高裁裁判官の国民審査に市議補選を加えた四つの投票箱が並ぶ。市議補選は立候補受け付けや事前審査などが区の担当となるため、事務量も増えた。

 事務局では、17の投票所で使用する投票記載台を新たに購入。ほかにも、3日にあった立候補予定者説明会には9陣営が出席したことから、ポスターの掲示枠も予定していた8から12へ急きょ拡大するなど対応に追われた。

 さらに、投票無効のリスクにも注意が必要になる。衆院選と市議補選は期日前投票の開始日が3日ずれており、有権者が衆院選の期日前投票を済ませた後、別の日に市議補選のため投票所を再訪するケースでは、投票用紙を誤って二重交付する懸念もある。

 国政選挙では近年、期日前投票する人が増加しており、選管の担当者は開票作業も含めて「人手をかけて対応したい」と話している。