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吉本「SDGs」PRに力 漫才や新喜劇で分かりやすく

2017年11月6日

 吉本興業はコラボして3年目に入った国連の「持続可能な地球規模開発目標」(通称SDGs(エスディージーズ))PRの一環として、所属タレントを使ったイベントを各地で行っている。漫才や新喜劇などの題材に取り入れるなどし、取り組みを加速させている。

SDGs−1グランプリで優勝したNON STYLEに国連グッズを渡す根本所長(左から2人目)。右端は西川きよし=京都市のよしもと祇園花月

 SDGsは2015年に国連総会で採択され、30年をゴールとする取り組み。地球上のすべての人々が平等な機会を持ち、地球環境を壊さず、より良い生活を目指す世界をつくるための17のスローガンを掲げている。

 東京の国連広報センターの根本かおる所長が、スタート直後に大※洋吉本興業社長に協力を要請し、同社長は「われわれの仕事は笑顔であふれる社会をつくること。人々に夢と希望にあふれた未来がなければ笑顔は生まれない」と二つ返事でOKした。

 同社所属で、参院議員時代に高齢者福祉充実へ重点的に取り組んだ経験を持つタレントの西川きよしが音頭を取り、同社が運営する「島ぜんぶでおーきな祭」(沖縄)でのスタンプラリーや「みんわらウィーク」(北海道)での「SDGs―1グランプリ」などで知名度アップを図ってきた。

 京都国際映画祭の一環で行われたよしもと祇園花月での「SDGs―1グランプリ」では、17スローガンをスクリーンに掲げてダイアンやコロコロチキチキペッパーズら出演者が三つ以上のスローガンをお題に新作漫才を作成。西川や根本所長らができばえを審査し、10以上のスローガンをネタに盛り込んだNON STYLEが優勝した。

 また、YouTubeでもトレンディエンジェル斎藤やブラックマヨネーズ吉田、横澤夏子らが、スローガンを使って15秒、30秒の掛け合いコントをスポットで公開。次々と新しい出演者が参入し、「次は誰?」とネット上で話題になっている。

 根本所長は「笑いやアート、映画などは感情に訴えるもの。凝り固まった考えを解放することが、持続可能な活動にはとても大切」と言い、西川も「われわれお笑いの人間が、一見難しいテーマを分かりやすく取り上げることで、多くの方にその意味を少しでも理解していただければ」と引き続き協力していくことを約束。

 今後も劇場でのチラシ配布だけでなくコント、新喜劇などの実演やYouTubeを通じてSDGsの普及拡大を目指す。

 ※は崎の大が立