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ビジネスの可能性探る 韓国−関西経済フォーラム

2017年11月7日

 在日コリアンが日本で最も多い大阪を中心とする関西との貿易や生産活動向上を目的とした「第9回韓国―関西経済フォーラム」が北区のホテルで開かれ、企業経営者ら約200人が出席した。

第4次産業革命の必要性を説く駐日韓国大使館のムン・ドンミン公使参事官

 主催者を代表して、河泰允(ハテユン)駐大阪韓国総領事が、「韓半島情勢は緊張しているが、文在寅(ムンジェイン)政権樹立から半年が過ぎ、ここ数年落ち込んでいた両国の貿易数値も15%程度増えてきています。2018年平昌(ヒョンチャン)、20年東京と北東アジアで相次いで五輪が開かれることで、この地域のビジネスチャンスは広がっています」とあいさつした。

 また、駐日韓国大使館のムン・ドンミン公使参事官が第4次産業革命の展開をテーマに「IoTやビッグデータ、AIという技術発展に伴い、生産方式の大変革は避けて通れない」と説明。「勝者総取りの厳しい時代に、両国が協力して再生可能エネルギー開発などで助け合おう」と提案した。

 主催者の一員でもある近畿産業局の森清局長は、社会が狩猟社会から農耕社会へ、そして工業社会から情報社会へと進化していることを踏まえ「今後は超スマート社会として人間中心課題解決型の新たな社会が登場する」と話し、物流の進化を例に挙げながら韓国と関西が置かれた優位性や弱点を分析。新たな産業振興の可能性などを示唆した。

 さらに韓国進出の日本企業や関西進出の韓国企業のトップが取り組みの実例を紹介。終了後の交流会を通じて、ビジネスマッチングの可能性などを話し合った。