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クッキー製カップ人気 北区のカフェが製品化

2017年11月17日

 エスプレッソを入れるクッキーで作られたカップ「エコプレッソ」。食べられるカップというユニークさや形が、“かわいすぎる”と会員制交流サイト(SNS)で評判になっている。時代を捉えた製品は海外にも波及。輸出も決まり、併せて量産化を整えた。大阪発で世界へ。カフェの定番メニューとなるよう普及に励む。

エコプレッソを手にする林社長=大阪市北区のR・Jカフェ
かわいすぎると評判のエコプレッソマキアート

 「エコプレッソ」は、大阪市内でカフェを運営する「テンセンス」(北区天満3丁目、林真智子社長)が手掛ける。デミタスサイズでカップの内側を砂糖でコーティングしており、エスプレッソと砂糖が溶け合う味を楽しむことができる。

 今年9月、東京ビッグサイトで開かれたアジア最大のスペシャリティーコーヒーのイベント「SCAJ2017」に出展したところ、海外のバイヤーの目にとまり、台湾の喫茶店での販売が決まったほか、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでの販売も実現することになった。

 昨春に新店オープンに合わせて開発した「エコプレッソ」は、一つ一つ手作りで製作。日本ではなじみの薄いエスプレッソのおいしさを伝え、普及につなげたいとの思いもあり、商品を磨き上げてきた。

 昨秋ごろから“インスタ映え”するカップとして写真に撮って、飲んで、食べてと人気が沸騰。海外メディアにも紹介されるなど話題を集めている。

 需要に対応するために量産化を決意。自社でカップ製造機を開発、国内製造することにした。さらなる量産に向けて機械を増やし、12月には生野区に工場を開設して月産6万個に拡大させる。

 カップの側面に文字が描けることから、企業ノベルティーとしての活用も広がり、婚礼などのギフト需要も見込み、今後はカラーバリエーションを加えるなどオリジナリティーを高める。

 大阪では、テンセンスのR・Jカフェ(北区天満3丁目)や2号店のR39bar(中央区淡路町2丁目)などで楽しめ、人気のエコプレッソマキアートやアフォガード、外国人を意識した抹茶エコプレッソなどがある。

 カップは12月に生活雑貨の人気全国チェーンでの取り扱いも決まった。林社長は「エスプレッソをエコプレッソで飲めるよう、いろいろなカフェでメニューが定番化されれば」と思いをはせた。