大阪ニュース

ロザンの「勉強法」人気 自分の土台を強く

2017年12月1日

 高学歴のお笑いコンビ「ロザン」(よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属)の菅広文(41)が相方の“高性能勉強ロボ”宇治原史規(同)を徹底解剖して著した「身の丈にあった勉強法」を出版した。単なるハウツーものではなく、自分の土台を強くするような全体的な勉強手段のヒントがテンポの良いユーモアあふれる文体でつづられた学習術書だ。

「幅広い年齢層に読んでいただきたい」と話す菅(左)と宇治原

 菅は大阪教育大付属天王寺高へ進学し、相方の宇治原と出会った。一浪ののち、大阪府立大経済学部に入学したが、のちに中退。2008年10月、京大法学部を入学、卒業した相方の宇治原を主人公にした小説「京大芸人」を刊行。09年11月の続編「京大少年」と合わせて20万部のベストセラーになった。

 14年9月に追手門学院大客員教授に就任。同10月には宇治原の勉強法の一つであった「日本史は物語のように読んだら覚えやすい」という手法をモチーフにした「京大芸人式日本史」を刊行した。

 今作は「身の丈にあっていない高校・大学に入ると、成績が伸びなくなる」「身の丈にあった生き方が、いちばん得な生き方です」「暗記をする最適な方法はエアー授業」「『教えてもらう方』より、『教える方』が成績が伸びる」「まずは、国語」−などで構成。

 菅が打ち出す「身の丈にあった−」という言葉は決して否定的な意味ではなく、「今の自分を受け入れ愛し、その上で自分の能力や適性を見極め受け入れる」という前向きのメッセージだ。

 何か覚えたいことや身につけたいことがある時、知識をインプットするだけでなく「人に教える、または教えるつもりでアウトプットするとより身につく」と伝授する。また「予習つまり未来のことを考えた方が良いかも」と復習より予習を優先することを勧め、「数学でも英語でも文章で形成されている。どの科目も大切だが一番大切なのは国語では」と「まずは、国語」と指南。

 「『宿題やった?』と親に聞かれた瞬間、子供にとって宿題が『罰』になる」−など、全編にわたって「なるほど!」と納得できる勉強のヒントがちりばめられている。

 宇治原は「菅ちゃんは、僕のことを一番分かっている友人」と満足そうに話し、菅も「生徒さんはもちろん、保護者、社会人にも読んでいただきたい」と話している。

 195ページ、幻冬舎、1004円。