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来春も4オケ一堂に 大阪4大オーケストラの響演

2017年12月7日

 大阪の四つのオーケストラの演奏を一度に楽しめるコンサート「大阪4大オーケストラの響演」が来年4月21日、大阪市北区のフェスティバルホールで開かれる。各オケ&指揮者が順番に1曲ずつ演奏するというほかにはない企画で、2015年から毎春開催。演奏順も一巡する来年の第4回を一区切りとする。

各オケでタクトをとる(左から)尾高忠明、藤岡幸夫、飯森範親、外山雄三=大阪市北区のフェスティバルホール・エントランスホワイエ

 プログラムは演奏順に、大阪フィルハーモニー交響楽団&尾高忠明指揮でエルガーの序曲「南国にて」▽関西フィルハーモニー管弦楽団&藤岡幸夫指揮でチャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」ハイライト(藤岡幸夫セレクション版)▽日本センチュリー交響楽団&飯森範親指揮でリムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲▽大阪交響楽団&外山雄三指揮でブラームスの交響曲第1番ハ短調。

 来年4月に音楽監督に就任する尾高は「エルガーは1番だけじゃない。ほかにもっと素晴らしい曲がいっぱいある。その中の一つが『南国にて』。演奏はものすごく難しいが、エルガーのパッション、心情が分かる。ビオラのソロが本当に美しく、一度聴いたら一生この曲を忘れないはず」とし、初登板に「新参者だが頑張りたい」。

 首席指揮者の藤岡は3度目の出演で、今回はよく知られたバレエ音楽をオリジナル版で披露する。「お話に沿って絵本を見るようにドラマチックな、シンフォニックな編集にした。関西フィルは、ロシアのバレエ団が来た時などにピットに入って演奏してきた伝統がある。われわれらしい一体感のある演奏にしたい」

 毎回出演している首席指揮者の飯森は「日本センチュリーには、素晴らしいソリストがたくさんいる。そのアピールも狙って選曲した。スペインの独特なリズム感、オーケストレーションの妙、聴く者の心を激しく揺さぶる曲」と説明する。

 同じく4度目の出演となるミュージック・アドバイザーの外山は「かつてカラヤンがまるでワーグナーのようにたっぷり演奏したものが、いまだに鳴り響いている」と言い、それを払拭(ふっしょく)して臨むことで「本当はこういう作品なのかと気付いてもらえるとしたら、ブラームスもなかなかいいなと思ってもらえるかな」と期待する。「何しろ若いオケなので、その若さを逆に作品にちゃんとぶつけていきたい」

 午後4時開演。開演前と終演後にイベントを開催。S席8500円、A席7千円ほか。12月10日からチケット発売。問い合わせは電話06(6231)2221、同ホール。