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正月祝いにぴったり 金粉入りの「金のぽんず」

2017年12月17日

  「正月祝いにぴったりでっせ〜」。ぽん酢の自動販売機で話題を集める、ぽん酢専門店の「とらや物産」(大阪市東成区)が、金粉入りの「金のぽんず」を開発した。見た目の華やかさだけでなく、こだわりの食材を使った特別な日にぴったりの一本。高柄烈(コウビョンリョル)代表(63)は「皆で鍋を囲んで、『金が入った、入れへん』とわいわい騒ぎ楽しんでほしい」とアピールしている。

「金のぽんず」をアピールする高さん=大阪市東成区

自動販売機で

 「金のぽんず」は、徳島県産のスダチとユズを使い、鹿児島県産のかつお節、北海道産の昆布などで仕上げる。2013年に商標登録出願(翌年登録)し、4年にわたって研究を繰り返し、「名前のごとく金メダル」(高さん)の味にたどり着いた。

 素材の味を最大限に生かし、ユズの風味がより強いのが特長。限定300本で今月1日から生野、東成区内にある五つの自動販売機で売り出したところ、1週間で約半数が売れた。

 金粉の高級感もあり注目度は高く、高さんは春の卒業・入学シーズンに向け、増産を検討しているという。

アイデア豊富

 在日コリアン2世の高さんは元銀行員で、キムチ宅配の仕事などを経て、06年から地元・鶴橋で10年間、フグ料理店を営んできた。

 昨年12月、ぽん酢専門店に業態転換し、「とらや物産」をオープンしたが、現在の看板商品である「鶴橋ぽんず」はフグ料理店の味そのものを引き継ぐ。

 当初は、自動販売機の目新しさが先行したものの、「店の常連さんに喜んでもらい、口コミで広まった」と徐々に浸透。経験に裏打ちされた味の良さが評判になった。

 次々とアイデアを打ち出し、挑戦を続ける高さん。頭の中にはすでに“次回作”がある。その名も「愛のぽんず」。「『僕と結婚してください』って、ぽん酢をさっと差し出すのはどやろう。“鶴橋と金と愛”の3本セットで縁起のいいこと間違いなしや」と笑った。