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支援に感謝、思い込め 被災の南相馬マーチングバンド

2017年12月31日

 東日本大震災で被災した福島県南相馬市の子どもたちでつくるマーチングバンドが27日、大阪市北区の大阪工業大OIT梅田タワーでコンサートを開いた。大阪・関西からの支援に対する感謝の気持ちを込めたステージに会場から大きな拍手が送られた。

フラッグを操るカラーガード(前列)と、迫力ある演奏を披露するメンバーら=27日、大阪市北区の大阪工業大OIT梅田タワー

 演奏したのは南相馬市内の小中高校生でつくるマーチングバンド「See(シー)ds(ズ)+(プラス)」。2015年に愛媛県で開かれたサッカーJ2の公式戦に招待されて演奏した際、セレッソ大阪と愛媛FCの両サポーターから温かいコールが寄せられたことや、使用している楽器の一部が関西の人たちの善意で贈られたことに改めて感謝しようとコンサートを開催。同バンドと大阪市北区社会福祉協議会が主催した。

 トランペットやトロンボーンなど10種類ほどの楽器が織り成すメロディーに合わせ、大きなフラッグを操るカラーガードの動きに会場は盛り上がり、フィナーレでは「南相馬!、南相馬!」とコールが響いた。

 またバンドの活動や原発事故を巡る複雑な思いを撮影した非営利目的のドキュメンタリー映画「MARCH」も上映された。映画に登場し、コンサートではチューバで演奏した高校1年の堀込実希さん(16)は「全国から南相馬が応援されていると感じる。福島県の良さをもっと伝えたい」と話した。

 上映会の問い合わせは携帯電話090(4485)5000、プロデューサーのツノダヒロカズさん。