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NPOが府に要望書 箕面・男児虐待死事件受け 

2018年1月13日

 昨年12月に箕面市で4歳の男児が虐待死した事件などを受け、NPO法人「シンクキッズ−子ども虐待・性犯罪をなくす会」(東京都)は12日、児童虐待防止に向けた要望書を大阪府に提出した。児童相談所や行政だけでなく、警察を含めた緊密な情報共有などを求めた。

児童相談所と警察との情報共有の必要性を訴える後藤代表=12日、府庁

 要望活動は2016年の堺市の4歳児不明事件や3歳児虐待死事件の際にも行っている。

 しかし、府や大阪市、堺市の児童相談所から警察への情報提供が一部にとどまっているとして、昨年末の箕面市の事件や、寝屋川市の衰弱死事件を踏まえ、再び緊急要望した。

 主な内容は、児童相談所が把握している全ての虐待案件を警察に情報提供する▽市町村は保護者が面会を拒否する場合などは警察に発見・保護を要請する▽不登校事案は関係機関が情報を共有し、子どもの安全を継続して確認する−など。

 同会代表で弁護士の後藤啓二さんは、府庁で浜田省司副知事に要望書を提出した後に記者会見し、「事件にすることが目的ではなく抑止につなげたい。全件を情報共有し、多くの機関の目で取り組まなければ、同じことが繰り返される」と話した。