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ひな人形貸し教育支援 コンゴ共和国に電源車寄付へ

2018年2月2日

 3月3日の「ひな祭り」に向け、アフリカ・コンゴ共和国出身の大学准教授らが、使用しなくなったひな人形を、ひな人形がない家庭に貸し出すサービスに取り組んでいる。収益はコンゴ共和国の子どもたちの学習環境支援のための、電源車整備に充てられる。

保育園で園児たちと記念写真を撮るセンダ・ルクムエナさん(中央左)と娘のムーニャさん(同右)=1月30日、大阪市鶴見区のみつばさ保育園

 事業は「寄付型レンタルひな人形」と名付け、神戸情報大学院大(神戸市)の准教授で建築家のセンダ・ルクムエナさん(62)と、チャリティープランナーの吉村大作さん(37)が企画した。

 「若者に教育支援をするためにも、必要なのは電気」とセンダさん。現地では慢性的な電力不足のため、子どもたちは明かりを求め、街頭の下で勉強しているという。

 センダさんは、アフリカの若者支援を目的とした「アフリカミーツ関西」としても活動しており、昨年はトラックを改造した電源車1台を母国に贈った。

 ひな人形は親王飾りで、週単位で貸し出し、売り上げから事務経費を引いた金額を寄付する。費用は1週間=2千円▽2週間=3200円▽3週間=4千円−に設定。一般購入価格の1割程度であり、吉村さんは「ひな人形を購入できない家庭の子どもにも、ひな祭りを楽しんでもらいたい」と話す。

 サービス初日となった1月30日には、娘のムーニャさん(11)とひな人形の衣装を身に付けて鶴見区内の保育園を訪問し、園児たちと交流した。

 センダさんは「世界には多くの人がいることを知ってほしい。コンゴの子どもたちにも、遠い国である日本から支援されているということを伝えたい」と話している。

 ◇サービスの申し込みや問い合わせは電話090(9986)9238、吉村さん。