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かぶら汁で無病息災 四天王寺

2018年2月4日

 なにわの伝統野菜「天王寺蕪(かぶら)」の発祥の地とされる大阪市天王寺区の和宗総本山四天王寺で3日、節分にちなんだ厄よけのかぶら汁が販売された。参拝者らが甘みのある温かなカブを頬張り、無病息災を願った。

天王寺蕪のみそ汁をアピールする難波さん=3日、大阪市天王寺区の四天王寺

 天王寺蕪は平らな根が特徴の白カブで、一般のカブに比べ糖度が高い。四天王寺周辺が発祥とされ、江戸時代から明治末期にかけて関西で盛んに栽培されていた。

 同寺の休憩所では、干した天王寺蕪や大阪湾で取れたのり、地元産「難波葱(なんばねぎ)」などを具材に河南町のみそで仕上げたみそ汁、麦飯、漬物と記念品のてぬぐいをセットにして400食限定で販売。

 初めて天王寺蕪を食べたという星野きょう子さん(66)=堺市=は「普段食べているのより甘くて、体が温まる」と喜んでいた。

 天王寺蕪の会事務局長の難波りんごさん(63)は「天王寺蕪の良さを知って、作ってくれる生産者も増えてきている。大阪の食材の豊かさに関心をもってもらえればうれしい」と話していた。