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ファイナル公演で集大成 OSKトップスター高世麻央

2018年2月8日

 OSK日本歌劇団は5月、大阪市中央区の大阪松竹座で「レビュー春のおどり」を上演する。トップスター、高世麻央のファイナルステージとなり、和物と洋物の2本立てレビューで、「今でも憧れの世界」という歌劇の男役としての集大成を飾る。

最後のステージに臨む高世麻央(左から5人目)。右隣は西川箕乃助、左隣は名倉加代子=大阪市内のホテル

 2004年に66年ぶりに大阪松竹座で復活した「春のおどり」も15回目。第1部和物レビュー「桜ごよみ 夢草紙」は、高世が「これまで歩んできた道のりを思い起こしながら、一つの作品にまとめる」という西川箕乃助の構成・演出・振り付け。「花道のある舞台を十分に意識した作品にしたい」という。

 第2部洋物レビュー「One Step to Tomorrow!」は、高世の退団を「彼女にとってもOSKにとっても、これからの新しい一歩」と捉えて作品をつくるという名倉加代子の作・演出・振り付け。「女性役はなし」「究極の燕尾スタイルの踊り」「自作の歌」、さらに名倉が手掛けた名シーン「ジャストダンス」など、高世の希望を盛り込んでいく。

 横浜出身で、1996年に初舞台を踏んだ。「男役のノウハウも分かってきてワクワクしていた時期だった」という2002年に、当時の親会社からの支援打ち切りによる解散が発表され、「ほかの道もあるのかな」と思ったこともあったと言う。

 しかし、それよりも「自分が頑張ることで存続する可能性があるのなら頑張りたい」という思いが勝り、新生OSKの立ち上げメンバーに加わった。それからは「OSKを残すこと、それだけを思って走ってきた」という高世。14年からはトップスターとして劇団を支えてきた。

 04年の「春のおどり」時は23人だった劇団員が約倍に増え、4月にはさらに10人の入団が予定され50人体制となる。「未来のスターも育ってきてくれた。100周年(22年)に向かうのに、新しいエネルギーでつないでいってほしい」と願う高世。「今本当に充実していて、この幸せな時に−」と終止符を打つ。

 公演は5月19〜27日。午前の部=午前11時、午後の部=午後3時。同演目による東京・新橋演舞場公演「レビュー夏のおどり」(7月5〜9日)の千秋楽をもって退団する。