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交響楽の世界に新風 大阪文化賞の井上道義氏

2018年2月9日

 大阪市、大阪府が大阪の芸術文化の振興に貢献した人や団体に贈る「大阪文化賞」の贈呈式が8日、同市内で開かれ、2017年度の受賞者に選ばれた指揮者の井上道義氏(71)に賞状などが贈られた。

2017年度の大阪文化賞に輝いた井上道義氏(右から2人目)=8日、大阪市内

 1963年から毎年、学術、生活文化、芸術の分野で際立った活躍、または文化芸術の活動者の支援や大阪文化の情報発信などに貢献した人や団体を表彰している。

 井上氏は14年4月から17年3月まで、大阪フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者として、ユニークなプログラムで交響楽の世界に新風を吹き込むことに尽力。特に同年7月の同楽団創立70周年記念公演でバーンスタイン「ミサ」の総監督・指揮・演出を手掛け、歴史に残る名演を成し遂げたことが評価された。

 井上氏は「賞をいただき歯がゆい思い。大フィルをやめちゃっているので、これから大阪のために働けない」と苦笑するも、「東京でできないことを大阪でできた」と胸を張った。