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放置・違法駐輪が半減 豊中・阪急庄内駅周辺

2018年3月5日

 大阪府豊中市は、同市庄内東町の阪急庄内駅周辺の放置自転車が、2015年4月の1078台から、18年2月時点で499台に半減したと発表した。駐輪場の開設と利用料金の改定、撤去活動が効果を上げたとしている。地道な啓発活動も奏功しており、市民への意識付けが浸透した。

放置自転車対策を始めた2015年の庄内駅東口周辺の違法駐輪の様子(豊中市提供)
2018年2月の庄内駅東口周辺の様子(豊中市提供)

 市によると、同駅の東口から国道176号にかけて放置自転車が集中。近隣商店への買い物客をはじめ、多くが短時間駐輪だったという。

 美観を損ねるだけでなく防災上の懸念もあり、市は15年度に「3年間で半減」との目標を掲げ、駐輪場の整備▽利用料金見直し▽啓発と撤去活動−の三本柱で対策に取り組んできた。

 駐輪場整備では、1993年に駅東口に設置した仮設の駐輪ゾーン(80台、無料)が、周辺の放置自転車を誘発していたとして、15年4月に閉鎖。代替として今年1月、駅前の庄内駅前庁舎1階に100台の駐輪場を開設し、民間の駐輪場整備費の一部助成も実施した。

 利用料金の見直しにも着手し、駐輪場の短時間(2〜3時間)利用を無料化。通勤・通学者を少し離れた駐輪場に誘導するため、駅から約300メートル離れた駐輪場の定期利用料金を月額2050円から1020円に減額するなど、利用率の平均化を図っている。

 撤去回数は13年度の85回に対し、16年度は160回と倍増。地域の商店会や阪急電鉄と連携し、違法駐輪の街頭啓発にも取り組むなどあの手この手で意識改革を進めた。

 半減できた要因を、市都市基盤部交通政策課は「駐輪場に入れないと、撤去されるという意識付けができてきたからではないか」としている。