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時代の変遷 実感 パナミュージアムオープン

2018年3月8日

 創立100周年を迎えたパナソニック(大阪府門真市)は7日、創業者である松下幸之助氏の理念や同社の歴史を共有し、地域に開かれた場とする「パナソニックミュージアム」を同市内にオープンした。「新松下幸之助歴史館」と「ものづくりイズム館」、190本の桜が迎えてくれる「さくら広場」で構成している。9日から一般公開される。

1号商品やデザイン家電などが展示された収蔵庫。暮らしの変化を実感できる=門真市

 同社は1918年に大阪市福島区の借家で松下電気器具製作所として誕生し、33年に門真市に本店と工場を建設。創業50周年の68年に本店建物を再現する形で旧歴史館を開館し、昨年10月末の閉館までに約182万人が来館した。

 新歴史館は33年当時の本店跡地に新築。外観の煙突やステンドグラスの円窓、貴賓室などを忠実に再現した。

 展示室では、時代の変遷と事業の進展で創業者の生涯をたどることができ、当時の明るさでの作業風景が分かる「創業の家」、膨大な映像や音声などのデータが閲覧できるライブラリーも設けている。

 ものづくりイズム館では、1号商品をはじめ100年間の暮らしの変化を実感できる商品約550点を展示。横幅16メートルもあるスクリーンには、時代とともに移り変わる商品の最先端デジタル映像が流れる。9カ国語対応の多言語翻訳システムで説明を聞くことができる。

 津賀一宏社長は、開所式で「これらの場を通じて創業の理念を共有し、次の100年も発展を遂げていけるよう、社員一同努力を重ねていく」と決意を新たにした。