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「肌」から働き方改革 ナリス化粧品が「肌休暇」

2018年3月8日

 8日の国際女性デーに合わせて働き方と肌の状態を関連付け、よりよい職場環境につなげる取り組みを、大阪の化粧品メーカーが打ち出した。長時間労働や不規則な勤務で起こる肌の不調を「残業肌」と表現し、大きな病気や作業効率の低下を招かないよう休養を重視。自社で「肌休暇」制度を導入するなど、働きやすい職場づくりの重要性を訴えている。

肌の不調を表す「残業肌」。ストレスを感じる女性は多い(イメージ・ナリス化粧品提供)

 ナリス化粧品(大阪市福島区)は、働く女性の増加を受け、1日平均1時間以上の残業をしている20〜40代の女性1690人を対象に、残業と肌の不調に関する意識調査を1、2月に実施。75%が「残業が多いと肌の調子が悪くなる」と回答した。

 回答者の半数余りが自分の肌を「残業肌」と考え、このうち95%が肌の状態でストレスを実感。残業によって睡眠やストレス解消に使える時間が減り、残業肌になると仕事へのやる気も低下するという悪循環が見られたという。

 同社広報課の横谷泰美課長は「肌のトラブルは、体に不調が起きているサイン。そのときに休養を取るのは、急な休みや長期の体調不良を防ぐことにもなる」と指摘する。

 こうした調査結果を受け、同社は4月から「肌休暇」制度を導入する。有給休暇の範囲で何日でも申し出できる仕組み。「肌の不調を理由に有給休暇を取得できる」と会社が明示することで、取得も促したい考えだ。

 横谷課長は「女性にとって肌のトラブルは、男性が思うよりも深刻な悩み。女性がストレスなく、自信を持って働ける環境づくりにつなげたい」と狙いを話した。