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枚方に祈りの明かり 10日、キャンドル1万個点灯

2018年3月9日

 東日本大震災の発生から11日で7年となるのを前に、震災犠牲者への哀悼と復興、平和への願いを込めた市民イベント「平和の燈火(あかり)」が10日、枚方市役所前の岡東中央公園で開かれる。広場で約1万個のキャンドルに火をともすほか、被災地の郷土料理販売や復興支援に向けた募金活動、コンサートなど若者のアイデアで企画を彩る。主催者は「平和や被災地に思いを寄せるきっかけに」と来場を呼び掛けている。

催しをPRするのぼりを連絡橋に結びつける学生スタッフら=枚方市
点火されたキャンドルで「がんばろう!!」の文字が浮かび上がった昨年の様子=枚方市の岡東中央公園(枚方市提供)

 企画、運営は同市内を含む7大学の学生らでつくる実行委員会で、事務局は市人権政策室。震災が発生した翌年の2012年から続けている。

 キャンドルには、哀悼や平和の思いを込めた市内の小中学生による手書きメッセージが寄せられ、集まった市民が点火する。

 飲食ブースでは被災地の宮城県の名物で、練った小麦粉を具材に用いる「はっと汁」を販売。大学生のコンサートもあり、吹奏楽やジャズの舞台をはじめ、最終盤は会場一体で「世界に一つだけの花」を合唱する。

 地元にはかつて複数の軍需施設があり、大戦前の1939年に旧陸軍禁野火薬庫で起きた大爆発で約700人が死傷。市ではこの事件を悼み、発生した3月1日を「平和の日」と定め、毎年3月を平和月間として啓発している。

 実行委員長を務める摂南大3年の牧野葵さん(21)=枚方市=は「特に子どもたちに平和や復興について感じてほしい。皆が明るく暮らせるよう輪を広げたい」と心を込めている。

 点火は午後5時45分から同7時半まで。プレコンサートや飲食の提供は同3時半から。荒天の場合は11日に順延する。