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府立校3割が校則改訂 表現配慮や項目削除

2018年4月17日

 大阪府教育庁は16日、現実離れした校則の点検と見直しを府立学校に指示した結果、全197校のうち約3割の学校が改訂したと発表した。発端となった頭髪指導では、茶髪の表現を変更して「染色・脱色」にしたり、癖毛に配慮して「パーマ禁止」に「故意による」を追加。「げたによる通学の禁止」といった今の時代に合わない項目の削除もあった。

 昨年12月に指示し、今年3月に回答を得たところ、校則を改訂したのは計65校あった。このうち全日制高校では135校中53校が実施。定時制と支援学校のうち計3校は、これまでなかったため、新たに作成していた。

 改訂の内容をみると、今は存在しない「制帽」の文言削除や、「カラーコンタクトやマニキュア、マスカラの使用禁止」を追加する動きも。現在校則がなく、引き続き作らない学校も28校(うち全日制高6校)あった。

 規則の運用について定めた「内規・生徒指導方針」の見直しについても公表し、改訂したのは69校(同61校)だった。

 頭髪指導では、生来の色に戻さない生徒を、保護者合意の下で家に帰して戻すように求める「再登校指導」の廃止などがあった。

 見直しでは第三者の視点も重視。保護者らも加わる学校協議会の議題にしたのは185校(同133校)に上った。何らかの形で生徒から意見を聞いたのは、全高校(152校)のうち138校だった。

 冬場の防寒着の着用を認めたりしたケースはあったが、生徒の意見がどこまで反映されたかは把握していないという。府教育庁は「校則は絶えず点検、見直しをしていくべきで、今後も指導していく」としている。