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聖徳太子しのび盛大に 四天王寺で大法要

2018年4月23日

 大阪市天王寺区の和宗総本山四天王寺(森田俊朗管長)で22日、同寺を創建した聖徳太子の命日にちなんだ「聖霊会(しょうりょうえ)舞楽大法要」が盛大に行われた。境内の石舞台上で法要と舞楽が混然一体となる、みやびやかな光景が繰り広げられた。

石舞台上で「蘇利古」を奉納する舞人=22日、大阪市天王寺区の四天王寺

 聖霊会は約1400年の歴史を誇り、同寺の年中行事のうち最も重要で大規模な行事。ここで奉納される舞楽は、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 四方を仏花(曼珠沙華(まんじゅしゃげ))の飾りで彩った石舞台では、同寺僧侶が太子をたたえる声明を唱えて法会の開始を告げた。

 舞楽は伝承団体の天王寺楽所雅亮会(がくそがりょうかい)が奉仕。冒頭に舞台を清める儀式的な「振鉾(えんぶ)」をはじめ、太子の目覚めを慰める供養舞と伝わる5人舞「蘇利古(そりこ)」などを順次奉納した。

 今年は日曜日と重なったこともあり、境内は訪日外国人客らも訪れ多くの人であふれた。大阪管区気象台によると、同市では最高気温が25・1度の夏日となり、強い日差しの下で歴史絵巻を思わせる伝統行事に見入っていた。