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通年議論へ常務会設立 天神祭 実行委初会合

2018年5月22日

 日本三大祭りの一つ、天神祭の渡御行事保存協賛会は21日、本年度の実行委員会の初会合を開き、会則の抜本的な改正案を承認した。祭りの時期だけでなく、年間を通して関係者らが意見交換したりできる仕組みを整備。時代に合わせた課題に柔軟に対応していく構えだ。

天神祭の発展に向けて意欲を示す寺井宮司(左)や栗原実行委員長(右端)ら=21日、大阪市北区の大阪天満宮

 会則は、1962年に同協賛会発足とともに制定。小規模な改正はあったが、社会環境が変化して財政健全化に迫られたりする中、時代に合わせた運営ができるようにと改正に臨んだ。

 祭り関係者の各部門のトップらでつくる常務会の設立を会則で明記。これまでは祭りの時期に合わせ、関係者が集まって議論していたが、今後は予算や事業計画の素案を作る段階から、幅広く意見を募るなど時間をかけて内容を検討できるようにする。

 4月に就任した寺井種治宮司は「天神祭を取り巻く環境は、年々厳しくなってきているが、未来永劫(えいごう)に祭りを続けていくため、100年、200年先を見据えて考えていかなければならない」と決意を語った。

 また、実行委では、7月24日に宵宮祭、翌25日に本宮祭や奉納花火5千発を打ち上げるなどの事業計画案を承認。栗原宏武実行委員長は「平成の時代の最後の天神祭を、安全に盛大に斎行したい」と意欲を示した。

 承認された案は6月の委員総会で議決する。