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佐藤隆太が来阪 今夏舞台化「アンナ・クリスティ」

2018年6月17日

 ハリウッド女優グレタ・ガルボが主演し、1930年に公開された名作映画「アンナ・クリスティ」。米劇作家ユージン・オニールの戯曲で、これが栗山民也の演出で今夏舞台化される。篠原涼子が演じるアンナと恋に落ちるマット役を務める佐藤隆太が来阪し、「今の時代に見ても共感してもらえる普遍的なものを描いた作品」とPRした。

「半歩でも成長したいと思ってやっているが、実感を持つのは難しい。今回は怖さがある作品なので、“ちゃんと進めたんだ”という実感をめずらしくほしがっている」と話す佐藤隆太=大阪市内

 高齢の船乗りクリス(たかお鷹)は、5歳の時に親戚に預けた娘アンナと15年ぶりに再会し、一緒に暮らし始める。ある嵐の日、難破船から救い出された青年マットとアンナは恋に落ちるも、アンナが過去を打ち明けるとマットは去ってしまう。

 「アンナに一目ぼれし激しい愛が始まるが、向き合った女性の過去が頭から離れずウジウジもがく。すごいうねりがある作品だが、やっていることは結構シンプルで、くっついたり離れたりが繰り返される印象がある」と解説する佐藤。気持ちの小さな揺れを大切に演じていく。

 「女女(めめ)しく神経質で小心者な一面がある」という自分と、「たくましい船乗りで、荒々しいキャラクター」というマット。「言葉遣いも強く自分に務まるかと思ったが、彼も繊細で純粋で、ある種女女しい一面も持っていて、そこをヒントに役作りをしていけたら」

 一方、アンナという女性は「魅力的だと思ったし、そのアンナを篠原さんが演じている姿を想像するとすごくワクワクする。いろんな汚い部分、傷を負った部分も含めてすごく人間くさい。人間力がすごくある」と解釈する。

 今は膨大なせりふを頭に、体に入れる作業中だ。「発する言葉がエネルギッシュで、1回公演しただけで喉をもっていかれちゃうんじゃないかと思うほど。感情と感情のぶつかり合いが激しい。タフな公演になるな、という緊張感がある」

 篠原は13年ぶりの舞台で、佐藤は初共演となる。「ビジュアル撮影の時は短い時間だったのにすごく刺激的だった。舞台で長い時間一緒に芝居ができるのが楽しみ」と言い、栗山には「お芝居に甘えがあれば、たたき直してほしい」と身を預ける覚悟だ。

 大阪公演は8月3〜5日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ。問い合わせは電話06(6377)3888、劇場。