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府が災害対策本部、警戒呼び掛け 大阪北部地震

2018年6月19日

 18日朝に震度6弱を観測した地震の影響で、大阪府内では死傷者が発生。震源地に近く揺れの激しかった府北部は一時停電に見舞われ、ガスや水道のライフラインも被害を受けた。交通網も大幅に乱れ、府の災害対策本部は情報収集と対応に追われた。発生の恐れが指摘される同規模程度の揺れに警戒を呼び掛けている。

地震発生後に公共交通機関がストップし、多くの車両で大渋滞する淀川通=18日午前10時半ごろ、大阪市西淀川区

 府庁で開かれた対策本部会議で松井一郎知事は「(府民は)不要不急の外出は控え、老朽化した家屋には近付かないように」と注意を喚起し、「人命を最優先に被害の対応に当たってほしい」と府幹部らに指示した。

 気象台の担当者は「地震活動は引き続き活発だ」と述べ、今後2〜3日の間は震度6弱程度の地震が起きる可能性に言及した。

 府の被害状況まとめ(午後3時半時点)によると、大阪、高槻、茨木の3市で9歳の小学生と高齢者2人の男女計3人が死亡。大阪市では52人のけが人が確認されるなど、府内で計95人が負傷した。茨木市では骨折した人もいるという。同市や門真市などでは住宅の半壊被害なども発生した。

 また各地でブロック塀の倒壊やエレベーター内の閉じ込め、水道管の破裂なども発生した。

 公共交通機関では特に鉄道の運休が相次ぎ、近鉄、京阪、阪神、南海など各私鉄は運行を停止した後に順次再開した。大阪メトロは御堂筋線の一部区間で折り返し、運転を見合わせた。

 高速道路では中国自動車道(吹田ジャンクション−神戸三田インターチェンジ)など5カ所が一時通行止めになった。高槻市内の府道の一部などは規制が続いている。このほか、吹田市の国立循環器病研究センター(約600床)では、敷地内の貯水槽と病院をつなぐ配管に複数の穴が開き、水不足が発生。松井知事は自衛隊に給水車を派遣するよう災害派遣要請し、給水支援が行われた。

 午後3時半時点で、府内には456カ所に避難所が開設され、計1136人が避難した。高槻市115カ所(避難者164人)▽大阪市99カ所(同167人)▽茨木市69カ所(同532人)−など。