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ボランティア活動本格化、心の支えに 大阪北部地震

2018年6月21日

 大阪北部地震の震源に近い被災地では20日から、室内の家財道具の片付けなどのボランティア活動が本格化した。独居の高齢者を中心に要望が相次ぎ、ボランティアは手際よく作業しながら、今後の防災対策の相談にも乗っている。利用者からは「ひと安心できた」と笑顔がこぼれ、ちょっとした会話が心の支えにもなっている。

地震の影響で不具合が生じたクローゼットの扉を修繕するボランティア=20日、豊中市内

 震度5強を記録した豊中市では、同市社会福祉協議会内に災害支援ボランティア窓口を開設。19日から家財の整理や屋根瓦がずれたことによるブルーシートの手配の相談が寄せられ、同会に登録しているボランティアで対応してきた。

 時折激しい雨に見舞われた20日も午前中から対応に追われ、午後5時現在で41件の依頼が寄せられた。

 同市少路のマンション9階で独り暮らしの女性(73)は「クローゼットが閉まらなくなった」と依頼。職員とボランティア3人が、工具を使って修繕すると「どこに相談していいかも分からず心細かった。これでひと安心です」と、感謝を繰り返した。

 同会の勝部麗子福祉推進室長は「本人がSOSを出せない状況も多い。地域で支援する態勢を作るきっかけになるので、どんなことでも電話してほしい」と話している。

 同会では2週間をめどに相談を受け付ける。電話は06(6848)1000。開設時間は午前9時〜午後5時。

 そのほか、吹田市社協=電話06(6339)1254、箕面市社協=電話072(749)1575で、ボランティアに対応している。